8まってる

私が、今、ハマっているものを、紹介いたします。

守屋洋著 「老子・荘子」を読む

老荘思想の基本的な考え方は、「道の体得」である。

守屋氏は、そういいます。

老子荘子とは、道家の始祖と言ってもいい存在です。

中国には、儒教道教とがあって、儒教は、エリートの道徳。

道教は、庶民の道徳というような言われ方をします。

二人は、同じ道家ではありますが、その説く方向は、違っています。

老子は、一言で言うと、「寡黙」荘子は、「饒舌」であると言われます。

さて、老子の処世哲学の要は、「知足」いわゆる「足るを知る」です。

老子は、欲に任せて突っ走っていくことに、強い警戒感を示しました。

我々現代人は、「無欲」になれと言われても、少し難しいかもしれませんが、

「欲望を正しくする」必要は、あるのかも知れません。

すなわち、心の奥底で、真に望んでいるものだけを、求めるということです。

そうすれば、巷の環境問題等も、解決に向かうのでは?と思うのですが、どうでしょう

か。