唯心論の雄、ジェームズアレンの「原因」と「結果」の法則

ジェームズアレンの「原因」と「結果」の法則という本に出会ったのは、

10年以上前のことでした。

当時、「ものよりも、こころが大切だ」と思っていた私には、ぴったりの本でした。

「心の中の思いが　私たちを創っている」

「私たちは　自分の思いによって創り上げられている」

等の言葉は、その時には、意識していなかったのですが、まさに、お釈迦様の

「三界は唯心の所現」という教えを、言い表していたんだなあと、今になって、

思います。

ジェームズアレンは、ニューソート(新思考)の代表者です。ニューソートは、

キリスト教思想の新形態のように思われがちですが、実は、仏教思想が、

カント、エマーソンらのドイツを経て、アメリカを浸潤した

(ジェームズアレンは、英国人ですが)とは、後から聞いた話です。

心はどこにある？「字に心が現れる」とか、「部屋を見れば、その人がわかる」

とか、「何を食べているか教えたら、あなたがどんな人か当ててみよう」とか

言われます。故本田宗一郎さんは、車が故障したら、持ち主のこころが壊れて

いると言って、持ち主の心のケアまで、気を配ったそうです。

「三界は唯心の所現」とは、心は、あなたの現象全てなんですよということです。

環境が心を育むことも真実だと思いますが、心が環境をつくると訴えたこの本。

あなたにお勧めです。